8/21「怠惰への賛歌」を振り返る(定例会)
今回は新井さんから「怠惰への賛歌」というエッセイを取り上げていただきました。著者はバートランド・ラッセル。1937年に出版。原題は[IN PRAISE OF IDELENESS] idenessとは働いていない状態、何かをすることが無い状態、遊びのこと。本人が読んだ1970年代から半世紀、AIの普及による失業が問題になっている。50年前には想像もしなかった「世の中」の大きな変化だ、と問いました。そして100年前の8時間労働に現代も囚われているのは、「勤労は美徳」という産業革命以降続いてきた「常識」がテクノロジーの進化によりくずれつつあること。人間は一日4時間働けば十分であり、余暇を創造や趣味に費やすことで、ゆとりや文化が生まれる。しかし暇をうまく使うためには文明と教育が必要となる。で、ラッセルが問うているのは4時間労働を提案したのは残りをダラダラ過ごすのではなく、一人の人間に必需品と基礎的な嗜好品を与えるのは1日4時間働けば十分であるべき、と言いたい。普通の男女だって幸福な生活を送る機会を手にすれば今よりもっと親切になり,人を責めたり他人を疑いのまなざしで見ることはないだろう。万人に対して過酷で長期にわたる労働を強いるために、戦争をしようなどという気は失せるだろう。とまとめました。
高尚な内容でしたが各人から感想や意見が述べられました。




