8/3 鹿鼻城跡と不動堂(鍋山の会)
江戸時代の奥州街道の七北田宿から富谷宿への経路は奥州街道以外に2つあります。各々の通り沿いには遺跡や館跡、神社仏閣が残されており、歴史を感じます。今回、訪問するのは東北自動車道沿いの真ん中のコース、富谷ジャンクションにほど近い鹿鼻城跡(ししはなじょうあと)と貴重な水源である不動堂を訪ねました。
鹿鼻城跡の史跡文には永禄年間(1560)に黒川家家臣平山長右衛門重国が居城し、その後安藤丹後守となったが、天正末(1590年)ごろに黒川安芸守とともに滅んだとされています。仙台から富谷に抜ける街道は3つ。それぞれに一番東には小野目館、真ん中のとおりには鹿鼻城、そして奥州街道には熊谷館と南からの攻めに対して黒川氏は守りを固めていたことになります。案内の碑から100mほど入った左側の急斜面を上ると鹿鼻城の在ったあたりに祠がありました。いったん下り、さらに進むと不動堂、その奥には2つの池がありました。貴重な水源ですね。